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今回の視察では、まず、ハノイ市郊外の家具開発・製造拠点ニトリファニチャーベトナム、ホーチミンでは、住友林業の子会社ビナエコボード社のパーティクルボードの生産工場現場と製品の流通現況、ジェトロ・ホーチミン事務所ではベトナムにおける森林・林業・林産業事情、ベトナム企業「TAVICO」では、木材需給や流通の状況について研修した。
ベトナムの建築物の材料はほぼ石材であり、今後内装・家具等に大きな需要があり、この分野への進出は大いに期待できるとの見通しを聞くことができた。
しかしながら、現時点では日本産木材の認知度は低い現状にある。
TAVICOの社主は日本産檜に大きな関心を示しており、日本に対する信頼度も高いことから、今後の取り組み方によっては、県内林業活性化にも反映できると感じた。
一方、インドネシアでは、在ジャカルタ日本大使館、KIICカラワン工業団地、カワイインドネシア工場、国立パジャジャラン大学そして西ジャワ州議会をそれぞれ訪問、基本的に親日国であるインドネシアでは、現在経済協力の多くのプロジェクトが着々と進行中であり、加えて離島開発や水産振興に係るインドネシア側からの要望にも積極的に答えており、本県との関係交流進展に期待する熱い声も確認、県が進めるインドネシアとの交流について、県としての事業の進め方を注視しつつ、積極的にバックアップしていきたい。

